高耐食鋼検査路JB-HABIS(ジェイビー・ハービス)

JB-HABISは、高耐食性鋼材ZAM®の鋼板・形鋼・鋼管を材料として製作した橋梁用検査路です。

※「ZAM 」は、日本製鉄株式会社の登録商標です。

※「ZAM 」は、日本製鉄株式会社が開発した溶融亜鉛・アルミニウム(6%)・マグネシウム(3%)合金めっき鋼板の商品名です。

JB-HABISの特徴

1.一般部の耐食性について

溶融亜鉛めっきの表面保護被膜は、粗く付着性に乏しいため腐食因子が透過し、めっきの腐食が進行します。これに比べZAM®の表面保護被膜は緻密で付着性が高いため、腐食因子の透過を抑制し、長時間にわたって高い耐食性を保持します。
耐食性は溶融亜鉛めっき検査路の2倍以上(海岸地帯における耐用年数は50年以上)に向上します。

2.切断端面部の耐食性について

ZAM®の切断端面部は、犠牲防食作用によりめっき層から溶け出したAl、Mgを含む緻密な亜鉛系保護被膜で覆われるため、一般部と同様に高い耐食性を保持します。

3.出来形精度が高く、重量が軽量

JB-HABISの材料は、プレめっきによる防錆処理が施されたZAM®を使用しているため、制作時の防錆処理(後めっき)が不要です。また、材料メーカーで加工処理(切断・削孔)まで施された材料をボルト接合のみで組立てる構造であるため、製作時の溶接が不要です。よって、製作時の熱影響によるひずみの発生がなく、出来形精度の高い製品を提供できます。
JB-HABISの横桁間隔6mタイプの重量は388kgです。溶融亜鉛めっき検査路の同タイプの480kgと比較して81%に低減されます。よって、既設の溶融亜鉛めっき検査路からの取替え(既設の受台を使用)も可能です。

4.ライフコストが安価

初期コストの製品費は溶融亜鉛めっき検査路と同等程度となり、現場施工費は重量の軽量化に伴い低減されます。
海岸地帯におけるライフサイクルコスト(100年)では、溶融亜鉛めっき検査路の耐用年数は25年程度であるため3回の更新が必要であるのに対して、JB-HABISの更新回数は1回であるためライフサイクルコストが50%程度に削減されます。

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JB-HABIS

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